しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

*

八重歯

      2017/09/18

上の歯の犬歯と呼ばれる歯が外側に飛び出した状態です。犬歯は乳歯から永久歯に生え替わる際、一番最後に生えてきますが、すでにスペースが無くなっているため、犬歯が外側に飛び出します。


上の犬歯は尖っているため、肉などを噛み切る役に立ちそうですが、実は人間では犬歯は垂直方向にはあまり力をかけて使っていません( ゚Д゚)

むしろ奥歯を横にスライドさせてすりつぶしながら食べる噛み方をした時や、歯ぎしりなどの時にほかの歯にかかる負担を軽減するガイドとしての働きが中心です。そのため横方向の揺れに抵抗できるように口の中で根が一番長くなっているのです。

犬歯が正しく噛み合わさっていないと、犬歯よりも根の短いほかの歯が横方向への動きのガイドをすることになります。そのため負担が増えた歯はやはり寿命が短くなったり、知覚過敏が起こりやすくなったりします(´・ω・`)

 - 歯とお口の基礎知識

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
CADCAM冠の条件

・白く被せることができる奥歯の場所 犬歯後方の2本の小臼歯(上下左右の小臼歯の8 …

no image
むし歯じゃないのに歯が痛い!?3

■ 歯ぐきの腫れ 普段からケアされている健康な歯ぐきであれば、疲れやストレスがあ …

歯並びが悪くなるくせ④

★歯並びが悪くなるくせ ○ほおづえ 同じ方向で常にほおづえをつくと、あごの骨がず …

正しい入れ歯のケア4

天然歯用のはみがき粉で入れ歯を磨くと、はみがき粉に含まれる研磨剤で、入れ歯に傷が …

治療の対象となる歯並び⓸

★こんな歯並びの場合、矯正治療を行います。 奥歯の咬みあわせや前歯の中心が左右い …

no image
フッ化物洗口の効果⓷

◉萌出後のエナメル質の成熟促進 低濃度のフッ化物が、唾液中のカルシウムやリン酸の …

no image
0歳からの歯と口の育ち⑥

☆お口の育ちと離乳食の進め方☆ 月齢はあくまでも目安です。 お子さんのお口の育ち …

no image
唾液の働き①

以前のコラムで、だ液が外敵の攻撃からお口の中を守ってくれていることをお話しました …

子どもの頃に気をつけたいこと③

☆お口の機能に注目してみましょうチェックリストで1つでも気になることがあったら、 …

no image
歯ぎしり4

一般的に問題になってくるのは次のようになります。 ■特定の歯の歯周病が進行する …