歯科検診をさぼると起こるリスク4
2017/11/18
定期検診の項目の中で、自分ではどうすることもできないことの一つに噛み合わせの調整があります。歯の噛み合わせは、噛む力やアゴの動き、歯の形、生えている場所などによって、複雑なバランスの中に成り立っています。
このバランスは、一生同じ状態であることは稀で、多くの場合、歯の磨耗や、アゴの動きの変化などでバランスが崩れてしまいます。するとどこか1本の歯に負担がかかるようになってその歯がしみたり痛くなったりすることになります。
しかも虫歯や歯周病を悪化させる要因の一つでもあるため、噛み合わせが変化すると歯磨きをしっかりしていたとしても、1本だけ歯周病が悪化することもあります。噛み合わせの調整は、歯の一部をわずかに削ることになりますが、0.1mm以下の調整で、違和感やしみる歯が改善することがあるほど微妙です。
そのため、定期検診のたびに少しだけ修正を繰り返すことは、歯の寿命の延命に役立つことになりますヽ(・∀・)ノ
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