歯磨き(ブラッシング) ②
2021/04/13
今回は、歯ブラシの動かし方の基本について、お話ししていこうと思います。
お口の中で汚れやすい所は、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間、奥歯の噛み合わせの溝、の3つです。
歯ブラシを大きく動かしてしまうと、表面は歯ブラシが当たっていても、歯と歯のでこぼこした隙間のところがうまく磨けず、歯磨きをしてもまだお口の中に汚れが残ってしまっている場合があります。
そこで、小刻みに動かしながら磨くと、だんだんと歯ブラシが歯の形に合わせて枝分かれをしていき、歯と歯の間に歯ブラシの毛先が入り込んでいきます。小さく動かすと、そのまま歯の歯の間の汚れが落ちていきます。
また、歯磨きをするときに、力を入れすぎてもいけません。強い力で磨いてしまうと、歯ブラシで歯ぐきや、歯ぐきが下がって歯の根本が見えているところを傷つけてしまう可能性がありますので、一生懸命にやりすぎたり、磨いている気がしないからと、強すぎる力での歯磨きは控えてください。
この時に、歯ブラシをグッと握るのではなく、ペンやはしを持つような持ち方で磨くと、力が入りにくいです。初めは慣れないかもしれませんが、慣れると力の加わり方が圧倒的に違いますので、是非やってみてください。
次回は、たくさんある歯ブラシの違いや、その中から自分に合った歯ブラシの選び方のコツをお話ししたいと思います。
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