歯石除去後
2017/07/21
重度の歯周病になると大量の歯石が付着して、歯が歯石に飲み込まれているような一つの石の塊のようになっていることがあります。このような場合、本来であれば骨が溶けてしまい歯が自立するのも難しい場合でも、石のような歯石が歯どうしを連結する役割となっているのです。こんなときはちょっと意外な感じがしますが、歯石を取ると歯がぐらつくことになります。
しかしたとえぐらついて抜歯になる結果になっても、これは歯石を取る前にすでに抜歯になるほどの歯周病が進行していたためで、歯石除去が原因で歯周病が悪化したということではありません。歯石はきれいに取るのが正解なのです。その後、必要に応じて抜歯、ぐらつく歯と歯を樹脂で固定、金属で複数の歯を同時にかぶせて固定する治療が行なわれます(._.)
関連記事
-
年齢を重ねたら気をつけること②
☆思い当たったら注意!お口の機能低下の黄色信号! オーラルフレイルは外に出るのが …
-
ホワイトニングについて②
・内因性の変色 内因性の変色は、加齢、遺伝性や代謝性、歯への傷害などさまざまな要 …
-
年齢を重ねたら気をつけること①
☆お口の若さを保って一生楽しい食事を! オーラルフレイルをご存知ですか?オーラル …
-
口から食べることの重要性①
「口からものを食べること」、これは当たり前のことでしょうか? 加齢等の影響による …
-
フッ化物洗口の種類⓶
★毎日法(週5回法)
-
歯磨剤の成分⓵
★殺菌成分★ ・イソプロピルメチルフェノール(IPMP) バイオフィルムに浸透し …
-
0歳からの歯と口の育ち①
赤ちゃんのお口の育ち、特に”食べる機能”は自然にできるようになるものではなく、学 …
-
治療の対象となる歯並び⓵
★こんな歯並びの場合、矯正治療を行います。 ○乱杭歯や出っ歯
-
子どもの頃に気をつけたいこと④
☆お子さん、「ポカン口」になっていませんか? 食べたり、飲み込んだり、話したりす …
-
歯のぎもん⑤
Q ホワイトニング効果の差はなんの違い? A 歯の変色にも種類があります。 歯が …