歯が痛くなるメカニズム
2018/01/10
実は歯の神経反応は、刺激の大きさと痛みが比例しません。入力する刺激が強くても弱くてもそれほど痛みに違いはなく、神経が我慢出来る限界の閾値を超えた瞬間に、刺激の全てが痛覚に反映されます。
具体例でご説明しましょう。歯を麻酔なしで削るとします。深さが浅ければ、痛みを感じずにある程度まで削れます。これは刺激が、神経が反応する閾値までの許容範囲内で収まっているため痛みが発生しないのが理由です。
さらにそのままどんどん削って行くと、神経への刺激が強くなってきます。しかし、痛みはそれほど変わりません。するとある刺激量を超えた瞬間に、それまでの刺激とは比べものにならないほど強烈な「ズキッ」した痛みが突然現れます。
これが閾値を超えた刺激で、痛みのスイッチが入った状態です。
一度スイッチが入ってしまうと、痛みを出す閾値が低下してしまうため、それまで我慢できた弱い刺激でも強い痛みとなります。歯を麻酔しないで削った時に一度強い痛みが出てしまうと、浅く削ってもその後痛くて続けられなくなってしまうのは、このためです。
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