しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

*

フッ素ってなぁに?③

      2020/09/30

~歯科医院でのフッ素塗布で生えたての歯を守る~

フッ素の歯への塗布は、生えたての歯のエナメル質(歯の最表層にある生体で最も硬い組織)に直接フッ素を作用させることによって歯の質を強化し、むし歯に抵抗する力を与えることを目的としています。

 

年に数回の実施で予防効果が得られるので、お子さんだけでなく高齢の患者さんにとっては負担の少ない予防処置です♬

 

フッ素の効果は確認されているもののフッ素を塗るだけでむし歯が完全に予防できるわけではありません。

日常の歯ブラシ、おやつの摂り方や食生活習慣、定期的な歯科医院でのお口のお掃除により成り立っています!

 

フッ素塗布は生えて間もない歯へ行うのがより効果的です。

生えて間もない歯は、未成熟なため反応しやすく歯の表面のフッ素の取り込み量が大きいためです。

そして、生えたての歯だけでなくそれ以前に生えて今までもフッ素を塗っている歯にも重ねてフッ素を塗ることで、よりむし歯予防の効果が高まります。

 

むし歯に最もなりやすいのは生えてから2~3年の間と言われています。

そのため、継続してフッ素を塗ること、そして歯が生え始めた1歳ころから永久歯が生えそろってから2~3年後までは少なくとも3か月~半年に1回のペースで歯科医院でフッ素塗布を行いましょう☆

 - お口の健康を守ろう, 子どもたちの健康を守ろう, 衛生士のワンポイントコラム

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

マスク滅菌承ります☆

当院では高圧滅菌器を使用して、 マスクの滅菌を承ることになりました! &nbsp …

no image
その薬、歯科治療に影響があるかも!?⑤

歯肉の増殖を招く!? ”カルシウム拮抗薬”   血管の壁の収縮を抑えて …

no image
とても重要な保定期間

歯並びが整った後、装置を外しても治療はまだ終わりではありません。 なぜなら、一見 …

no image
歯磨き粉2

1.練りタイプ 皆さんに一番馴染み深いのがこのタイプだと思います! 種類としても …

舌ブラシ、舌磨き⑤

今まで舌苔、舌磨きについてお話ししてきました。 歯ブラシで磨いても問題はないので …

no image
0歳からの歯と口の育ち⑦

☆お口の育ちと離乳食の進め方☆ 月齢はあくまでも目安です。 お子さんのお口の育ち …

歯ブラシ③

今回はruscello picella! の紹介です! 当院ではルシェロと呼んで …

歯ブラシの交換

言われた通りに頑張って磨いたつもりだったのに、磨き残しがありますと歯医者さんに言 …

no image
歯ブラシで、歯周病ケア④

正しい歯ブラシで綺麗な歯茎、むし歯のない健康なお口を目指しましょう☆ &nbsp …

no image
フッ素について③

今回は、フッ素のもう一つの効果『お口の中全体に働きかける』効果についてお話してい …