しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

*

患者さんと二人三脚で取り組む歯周治療②

      2020/07/22

☆歯周病ってこんな病気☆

 

健康な状態のときは、歯、歯ぐき、歯を支える骨などからなる歯周組織と歯周病の病原菌となるバイオフィルムは共生関係を保っています。

しかし、歯の清掃状態やお口の中の衛生状態の不良、免疫力の低下、全身疾患、加齢などにより歯周組織とバイオフィルムの共生関係が崩れ、歯周病を発症します。

ちなみに、歯周病は35歳ころから急激に進行していくと言われています。

 

歯周病が発生するということは悪玉菌が住みやすい環境いうことはが出来上がったという事です。

そこで菌が増殖していくと炎症の症状や歯を支える骨の吸収が起こります。

 

歯ぐきに炎症が起こると歯ブラシなどの刺激によって出血します。

この血液が歯ぐきに溜まったままだと細菌の栄養となり炎症は悪化していきます。

 

また、歯周病はお口の問題だけではありません。

近年歯周病は様々な全身疾患に悪影響を及ぼすと言われています。

歯周病を改善することで、それらの全身疾患のリスクを低減させることができます。

年代、性別により関連するリスクについて気にしておきましょう!

 

☆関連する全身疾患☆

認知症 成人~

脳血管疾患(脳梗塞) 成人~

低栄養 高齢者

誤嚥性肺炎 高齢者

心臓疾患 成人~

慢性腎臓病 成人~

早産・低体重児出産 女性

糖尿病 成人~

メタボリックシンドローム 成人~

   など

 - お口の健康を守ろう, 歯とお口の豆知識, 衛生士のワンポイントコラム

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

入れ歯のお手入れ③

今回ご紹介するのはけ浸け置き用洗浄剤の”キラリ”です! 部分入れ歯、総入れ歯どち …

no image
歯ブラシの交換時期

歯ブラシの交換は主に3つのチェックポイントがあります。 ①食べカスの詰まり具合雑 …

被せ物のはなし5

自分で気付くのが難しい土台のトラブル。 早期発見のチャンスを逃さないために、お口 …

むし歯 ②

口の中に常にいる ミュータンス菌 この菌によってむし歯はつくられます! 砂糖など …

no image
知覚過敏 6

​ そして、歯がしみて一番心配なのは 『むし歯』 ではないでしょうか? むし歯に …

no image
デンタルフロス

普段の歯のお手入れに デンタルフロスをプラスみませんか?? 私も毎日使っています …

no image
指しゃぶり4

2歳から3歳頃をすぎたら、指しゃぶりはやめた方がよいといわれています。理由として …

親知らずを抜く前に3

親知らずのトラブルは、周りの歯ぐきが腫れるだけではありません。 問題のある親知ら …

no image
チョコレート解禁3

最初の子には何かと気を付けて甘いものはあげない、と決めていたのに、下の子にはチョ …

no image
キシリトール❶

「キシリトールはなんとなく歯にいい」 そんなイメージをもっていませんか? 実はキ …