しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

*

親知らずを抜く前に3

      2022/01/18

親知らずのトラブルは、周りの歯ぐきが腫れるだけではありません。

問題のある親知らずを放置するとどんなトラブルが起こるのか、これから詳しくお話ししていきます。

・噛み合わせが悪化する

親知らずに押されて、手前の歯が横に倒れていく可能性があります。上の歯と上手く噛み合わなくなり、ご飯が食べにくくなるなど、日常生活にも支障が出てしまいます。

・むし歯

隣の歯との間に汚れが溜まり、なおかつ磨きにくいので、親知らず自体や、隣の歯までむし歯になる可能性があります。

・歯ぐきの炎症

一番奥の歯ぐき周りはとっても磨きにくく、歯ぐきが腫れやすくなります。放置すると、ほっぺや首などの腫れ、発熱などをおこし、蜂窩織炎(ホウカシキエン)になってしまうこともあります。

・歯周病

溜まった汚れが炎症を起こし、次第に歯を支える骨が溶けて失われてしまいます。知らないうちに進行し治療が手遅れになると、手前の歯も抜歯になってしまう可能性もあります。

・のう胞ができる

のう胞とは、膿が溜まった袋のことで、痛みがない状態で大きくなることがあります。あごの骨を溶かして空洞にしていき、次第に隣の歯の根っこまでも溶かしていきます。

このような症状が深刻な状態になる前に、親知らずを抜いておくことが、お口と体の健康にも繋がっていきます。

また、年齢とともに、歯とあごの骨の癒着がおきやすいため、更に抜くのがたいへんになります。

抜くのであれば、体力のある若いうちがおすすめです。

 - 歯とお口の豆知識 , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

フッ化物は口の中に残るの?

「フッ化物配合歯磨剤➕「フッ化物配合ジェル」の組み合わせと、「フッ …

唾液【だえき】のチカラ3

カルシウムやリンを補い 再石灰化をさせます 唾液中のたんぱく質によって エナメル …

親知らずを抜く前に4

前回まで、親知らずが引き起こすトラブルについてお話ししてきました。 さまざまなト …

no image
顎関節症3

顎関節症予防には、原因となる生活習慣を見直しながらストレスと上手に付き合っていく …

no image
舌苔2

口の中が乾燥している場合や、体調不良などによって免疫力が低下してしまうと、細菌の …

歯の豆知識3

痛みを感じるほど進行したむし歯は 残念ながら 削るしかありません ところが 表面 …

義歯安定剤⑩

★デンチャーを安定させるための4つの要素★ 3までは、歯科医がコントロールできま …

no image
歯茎のケア3

2:口呼吸 「それも?」と思うかもしれませんが、口呼吸も歯茎の黒ずみの原因になり …

no image
マウスウォッシュの選び方

自分じゃなかなか気がつかないかもしれませんが、意外と口臭は知らないうちに臭ってし …

no image
歯周病予防

★歯周病予防の基本は毎日の歯磨き 歯周病を予防するためには、歯周病菌の温床となる …