しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

*

デンタルガムについて①

      2021/07/20

ご飯を食べた後のお口の中は酸性になり、歯からはカルシウムが溶け出します。

だ液は酸性から中性へ戻す力があるので、だ液をたくさん出すことは、むし歯の予防にもつながります。

前にもだ液の力についてお話ししましたが、だ液には、汚れを洗い流す力「自浄作用」、酸性を中性に戻す力「緩衝作用」、酸性で柔らかくむし歯になりやすくなった歯を硬く元に戻す力「再石灰化作用」などがあり、なかでもむし歯になりやすい患者さんに大切なのが、刺激だ液です。

噛むことによって分泌される刺激だ液は、噛まないときに出るだ液と比べて、お口の中の酸性度を上げるための成分が約10倍多く含まれていて、なおかつ分泌される速度は6倍、緩衝作用は最大約60倍にもなります。

ご飯を食べた後に、シュガーレス(砂糖が入っていないという意味)のデンタルガムを噛むことで、刺激だ液がたっぷり分泌され、食べるとすぐに酸性濃度を下げてくれるので、溶け出したカルシウムを歯に戻すことができます。

次回は、しんデンタルクリニックに置いてあるデンタルガムのお話をします。

 - お口の健康を守ろう , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
その薬、歯科治療に影響があるかも!?④

歯ぐきの増殖を招く!? ”抗てんかん薬”   脳の興奮を抑えて、てんか …

no image
歯ブラシで、歯周病ケア⑤

歯周病ケアのポイントは炎症の原因となる歯の汚れ”プラーク”をしっかり落とすことで …

no image
0歳からの歯と口の育ち⑩

☆こんな困りごと有りませんか?☆ ・なんでも丸飲みしてしまう ・食べ物をいつまで …

オーラルフレイル③

オーラルフレイルの予防のためのポイントについてお話しします。 かかりつけの歯医者 …

歯間ブラシの使い方1

毎日歯間ブラシを使っているのに、イマイチ効果が実感できていない方がいらっしゃるか …

no image
0歳からの歯と口の育ち①

赤ちゃんのお口の育ち、特に”食べる機能”は自然にできるようになるものではなく、学 …

ハブラシの選び方,磨き方6

みなさんは歯磨きにどれぐらい時間をかけていますか? 3分長めにしっかり磨いている …

no image
フッ素ってなぁに?②

~フッ素のはたらきとは~ フッ素には ①エナメル質(歯の最表層にある生体で最も硬 …

誤嚥性肺炎について

高齢者の感染症による死亡原因の1位は、肺炎です。 そして、そのほとんどが、食べ物 …

お口の健康と認知症の関係1

この10年ほどの間に、「歯やお口の健康状態が悪いと、認知症になりやすい可能性があ …