歯科検診をさぼると起こるリスク6
2017/11/21
最も残念な結果になるのが、定期検診を行なっていれば、もう少し延命できていたはずの歯が、ダメになって抜歯になる状態にまで悪化しているケースです。
以前に歯周病や虫歯などがかなり悪化した状態を治療して、一度回復した歯でも定期検診がなければ、維持できないケースは、たくさんあります。特に抜歯せずにギリギリで残したような歯は、定期検診スルーのダメージを受けやすく、抜歯しかできない状態にまで悪化していることもあります。
基本的にそれまで指示されていた定期検診期間が長い人は、自己管理で維持しやすい環境にあるとも考えられるため、1度ぐらいは先送りしてもそれほど大きな問題が起こらないと思います。
しかし、1~3カ月程度のスパンの定期検診が指示されている場合には、それだけ維持管理の重要性は高くなっていると考えた方がよいでしょう。定期検診を受けないことで、貴重な歯の寿命を早めてしまうリスクが急激に高まってしまうのです。全身の健康状態も左右する歯の健康を守るために、数カ月に一度は検診のための時間を作ることをお薦めします(´・ω・`)
関連記事
-
-
治療の対象になる歯並び⓶
★こんな歯並びの場合、矯正治療を行います。 ○受け口や、極端に深いかみ合わせ
-
-
歯科検診をさぼると起こるリスク
こまめな定期検診をおすすめしていますが、数回検診を受けると、遠のいてしまう方もい …
-
-
フッ化物洗口の効果⓷
◉萌出後のエナメル質の成熟促進 低濃度のフッ化物が、唾液中のカルシウムやリン酸の …
-
-
むし歯じゃないのに歯が痛い!?2
ストレスが歯の痛みを直接的に引き起こすということは、一般的にはありません。しかし …
-
-
ホワイトニングについて③
★ホワイトニングの効果が出にくい色調★ 暖色系(赤也オレンジ、黄色っぽい色)の変 …
-
-
繰り返しおこる症状を無視しない!
痛みが出ない違和感や腫れは、初めは小さな波のように、繰り返し起こることがほとんど …
-
-
歯ぎしり2
歯ぎしりは動きによって次のように分類されます。 ■上下の歯を擦り合わせる 一般的 …
-
-
0歳からの歯と口の育ち②
☆かみ合わせと姿勢☆ 安定した体感を作り、歪みがない姿勢や正しいあごの位置を保つ …
-
-
歯並びが悪くなるくせ②
★歯並びが悪くなるくせ ○舌で歯を押す 出っ歯、受け口、開口の原因に。
-
-
口から食べることの重要性①
「口からものを食べること」、これは当たり前のことでしょうか? 加齢等の影響による …
- PREV
- 顎関節症
- NEXT
- むし歯になりやすい人