歯周病と歯みがき②
2021/12/03
プラークがキレイに除去できているかは、患者さん自身ではわかりにくいものです。
そのため、歯科衛生士さゆと、自分の歯のどこにプラークが残っているかを確認し、そこを効率的に磨く練習をしていきます。
これが、歯周病の治療のスタートラインとなります。
実際、歯ブラシや歯間ブラシなどの清掃器具によるプラーク除去は、患者さんが自分で行う治療、と考えられています。
では、どれぐらい汚れが磨けていれば良いでしょうか。
歯医者さんでは、歯の表面にどれぐらいプラークが付いているか、磨き残しがあるのかを検査します。
その割合が20%以下であれば、歯周病や歯周炎が再発しにくい、といわれていて、多くの歯医者さんでは20%以下を目標にしています。
歯磨きが改善して、スコアが20%になってから、歯ぐきの中に付いている歯石を取り除いていきます。
関連記事
-
-
オーラルフレイル①
最近、お口の乾燥が気になったり、滑舌が悪くなったり、むせやすくなったりなど、お口 …
-
-
唾液が減るとなぜ悪い?②
口腔乾燥の原因のひとつとして、唾液分泌量の低下が考えられます。 ご自身の唾液分泌 …
-
-
キシリトールについて⑤
前回に続き、キシリトールの効果についてお話ししていきます。 キシリトールには、虫 …
-
-
歯の根っこのムシ歯②
高齢者は、年齢の重ねや歯周病によって、歯ぐきが下がり、歯の根っこが露出してしまい …
-
-
被せ物のはなし4
被せ物の下、歯ぐきの中で広がっているムシ歯を幸い発見できたタイミングも、他の治療 …
-
-
被せ物のはなし1
みなさんは、ムシ歯の治療で被せ物をセットしたら、もうそこで終わり!しばらく歯医者 …
-
-
むし歯の治療①
むし歯の治療にはいろいろな治療、種類、方法があります☆ まずむし歯 …
-
-
0歳からの歯と口の育ち①
赤ちゃんのお口の育ち、特に”食べる機能”は自然にできるようになるものではなく、学 …
-
-
噛むことの大切さ。
自分の歯でご飯を食べる、おいしいご飯が食べられることは、生きる力につながっていま …
-
-
ハブラシの選び方,磨き方5
テーパー加工の歯ブラシで磨くときに気をつけていただきたいのが、毛先を歯周ポケット …
