しんデンタルクリニックのブログ

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニック。浅間町駅より徒歩1分、土曜日も診療。ブログでは、お知らせ、スタッフコラム、ワンポイントアドバイスなどを配信中。

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フッ素ってなぁに?⑤

      2020/09/30

~歯磨き粉の成分と濃度の違いを知ろう!~

今回は、歯磨き粉のフッ素濃度について考えていきましょう☆

 

少し難しい言い方ですが、”副作用の出ない範囲で、最大の効果を得るために最小濃度の試薬を使用する”という薬理学的な原則に従うと、歯磨き粉のフッ素濃度は最大2500ppmまでとされています。

フッ素濃度の増加とともに明らかにむし歯の発病は減少し、1000ppm以上では500ppm高くなるごとに、6%のむし歯予防効果の上昇がみられるとされています。

 

しかし、濃度が高いからいいというわけではなく、フッ素には過剰に摂りすぎることによっての中毒などの症状の確認もあるため、年齢や体重、濃度ごとの摂取頻度をきちんと守って使用していきましょう☆

 

☆フッ素の入った歯磨き粉の年齢別使用量☆

6か月(生えてすぐ)~2歳

 → 使用量 爪の先程度  歯磨き粉のフッ素濃度 500ppm(子ども用の歯磨き粉)

 

3~5歳

 → 使用量 5mm以下  歯磨き粉のフッ素濃度 500ppm(子ども用の歯磨き粉)

 

6~14歳

 → 使用量 1cm程度 歯磨き粉のフッ素濃度 1000ppm

 

15歳以上

 → 使用量 2cm程度 歯磨き粉のフッ素濃度 1000ppm

 

 - お口の健康を守ろう, 子どもたちの健康を守ろう, 衛生士のワンポイントコラム

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