キシリトールについて②
2021/01/23
今回は、キシリトールだけが持つ効果についてお話していきます！
虫歯菌が、キシリトールを栄養にしようと取り込むと、キシリトールは代謝されず、むしろ虫歯菌にエネルギーを消耗させます。
それだけでなく、キシリトールは他の糖が栄養になる事を阻む働きもあります。
虫歯菌の『PTS』と呼ばれるものに取り込まれると、キシリトールはリン酸の一種に変換されます。
このリン酸が、他の糖が栄養になる事を阻んでくれるのです。
この作用により、虫歯菌だけでなく酸産生も減少します。
では、キシリトールを摂取していれば、虫歯菌が全ていなくなるのでしょうか。
次回も引き続き、キシリトールだけが持つ効果についてお話していきますね！
関連記事
-
-
そのお薬、歯科治療に影響があるかも！？③
顎の骨の壊死を引き起こすかも！？ ”ビスフォスフォネート製剤” 骨 …
-
-
定期的なクリーニングについて③
前回は、定期的なクリーニングをおすすめする理由の一つとして『虫歯の早期発見』とお …
-
-
お口の健康と認知症の関係2
なぜ入れ歯によってこれほど違いが出てしまうのでしょうか？ これは推測ですが、お口 …
-
-
０歳からの歯と口の育ち②
☆かみ合わせと姿勢☆ 安定した体感を作り、歪みがない姿勢や正しいあごの位置を保つ …
-
-
被せ物のはなし7
歯ブラシで歯ぐきの境目を磨く他にも、歯ブラシの当たらない歯と歯の間もお掃除をする …
-
-
歯の根っこのムシ歯②
高齢者は、年齢の重ねや歯周病によって、歯ぐきが下がり、歯の根っこが露出してしまい …
-
-
歯周病と全身の病気の関係
歯周病は、お口の中への影響だけではありません。歯ぐきや歯だけではなく、体への影響 …
-
-
ホワイトニング④
前回、前々回に引き続き今回もホワイトニングについてですが、 今回はホワイトニング …
-
-
口臭について
口臭が気になる方はいませんか？今回は口臭のお話をしていきたいと思います。 お口の …
-
-
”歯間ブラシ”が必要な理由③
歯間ブラシＱ＆Ａ Ｑ１．1日何回使う方がいいの？ Ａ１．必ず1日1回は使いましょ …
- PREV
- キシリトールについて②
- NEXT
- 担当が変わります。